社会福祉協議会会費に対するご意見について
社会福祉協議会会費に対するご意見について
今年度の社協会費へのご協力のお願いにあたり町民の方よりご意見をいただいておりました。
このご意見に対し、事務局内や正副会長会議・第三者委員会等で協議を重ねた関係でご報告が遅くなりましたことをまずはお詫び申し上げます。
社協会費は、社協が法人格を有した昭和45年から、当時の主たる事業であります困りごと相談事業やたすけあい資金貸付事業、生活に困っている方への支援事業を実施するにあたりその財源とするために会費へのご理解とご協力をお願いしたのが始まりでした。
平成5年度に社協の役割・事業の拡充が求められ、福祉のネットワーク活動強化(地域での安否確認・見守り・声かけ運動)、ボランティア活動事業等に取り組むため社協会費を「一般会費500円、個人賛助会費1,000円、企業賛助会費は2,000円から30,000円の範囲」でご協力をお願いしすることとし、各自治会で福祉座談会等を開催して、説明させていただきましした。様々なご意見もありましたが何とかご理解をいただき、それ以降毎年度自治会長さん宛てに会費取りまとめのお願いをしてきたところであります。
最初は各自治会で各班長や区長さんが各家庭を回って会費をとりまとめておりましたが、自治会によっては会員の高齢化もあり負担も大きくなってきたことから、自治会費を納める際に社協会費分を上乗せして集めるようになり、今では自治会一括で納めていただくところがほとんどとなりました。そのため自治会の予算の中に当初から社協会費が含まれている自治会が大半ではないかと思われます。
この社協会費はけっして強制するものではありませんが、貴方様のように不信感を持たれる方が他にもいらっしゃると思われます。このことに対して社協として、これまでの慣習にとらわれ、自治会長さんや自治会の皆様に安易にお願いしてしまってきたことは反省すべきと考えますし、回覧の内容も言葉足らず、説明不足であったと思われます。
少子高齢化の進む小坂町は、これからも町民の皆様が安心して、住み慣れた地域で暮らし暮らし続けられるよう住民の生活課題・福祉課題の解決に行政を含めた地域全体での支援が必要と考えます。
介護保険をはじめとする公的制度はもちろんですが、公的サービスだけでは支援が難しい方々のためには、制度の隙間を埋めるサービスの企画・実践が必要です。行政の財源だけでは厳しい状況の中、社協は独自財源が限られており、そのため住民皆様からの社協会費は大変貴重で大きなものであります。『地域住民の幸せづくり、支え合いによる地域づくり』を住民と共に取り組んでいくことが社協の役割でもありますのでご理解をいただければ幸いです。
また、これまでも社協の多くの事業は、会費等の財源面での協力以外に、ボランティアとして福祉活動に参画していただいている方や自治会長さんをはじめ民生児童委員さん他福祉関係の機関や団体の方々に支えられて実施できております。あらためて感謝申し上げます。
今回この貴重なご意見を真摯に受け止め、いろいろな機会を通じて説明・周知を行うともに町民お一人お一人の願いに寄り添った事業に取り組んでまいりたいと思います。
今後とも小坂町の幸せづくり、地域づくりに様々なご意見やご要望をお寄せくださいますようお願いいたします。
社会福祉法人 小坂町社会福祉協議会